下肢静脈瘤の治療法は多数あります。最新の治療法で日帰り手術も可。

下肢静脈瘤は放置していても命に関わることは滅多にありません。
しかし、静脈の働きが十分にできないので、水分調節等がうまくいかず、脚のむくみやだるさ、痒みが出たり、見た目が良くないという問題があります。
自然治癒することはなく、少しずつ瘤が大きくなったり血管が目立ったりしてきます。

治療法は様々あります。
保険が適応されるのは、硬化療法、ストリッピング手術、高位結さつ術、レーザー治療があります。
保険の適応外の治療法として、圧迫療法があります。

硬化療法は静脈血管内に薬剤を入れて血管を閉塞させて瘤を消す方法です。
体の負担は少なく、クモの巣状静脈瘤などの比較的細い静脈瘤に効果的です。
ただし、再発率は高めで、色素沈着やしこりが残ることもあります。

ストリッピング手術は太い血管にできた静脈瘤に対して行います。
半身か全身麻酔をかけて血管内にワイヤーを通して静脈瘤血管を引き抜きます。入院が必要で傷痕が残り、痛みを伴います。神経障害などの後遺症が残ることがありますが、再発率は低い方法です。

高位結さつ術は弁不全のある静脈と深部の静脈が合流する部位を糸で縛って血液の逆流を防ぐ方法です。入院が必要で麻酔を使います。再発率は高いので、他の方法と併用して行われることが多くあります。

近年開発されたのがレーザー治療です。2011年1月から保険適応に入りました。
太い血管内の静脈瘤には血管内からレーザーを照射して静脈瘤を閉塞させます。クモの巣状静脈瘤など比較的細い静脈瘤の場合は皮膚表面から照射します。
傷痕も残らず、時間も30分ほどで終わります。痛みもほとんどないので、すぐに歩いて帰ることができるので入院の必用はありません。
再発率も低く効果的な方法ですが、一部の方法には保険が適応されず、自費になるというデメリットがあります。
費用面で躊躇してしまいがちですが、他の入院が必要な方法で、何日も仕事を休まなければならないことや、入院費を考えると受けやすいかもしれません。

また、圧迫療法では伸縮性の高い医療用のストッキングを履いて脚の血流を良くする方法です。
脚のだるさやむくみ等は緩和されますが、ずっと履いていても治癒することはありません。
現状維持か進行を緩やかにすることを目的にします。

様々な方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。レーザーは保険適応になってから採用を始めた病院もあるので、実績豊富な病院を選ぶと安心です。

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